かなり昔、2007~8年頃なんですが、トミーウォーカーのイラスト候補生をしていたことがあります。
8年も前のことなので現在とは状況が違っているかもしれませんが、当時感じたことについて書こうと思います。

良かった点
良かった点は、とにかく初めて「依頼を受け絵を描いてお金をもらう」という経験ができたところ。なんにも経験がなく絵でお金を稼げたらいいな、でも何をしたらいいのかな、という状態だった自分には、トミーウォーカーの候補生になれたことはとても大きなことでした。
難しかった点
やはり良いことばかりではなく、難しく感じた点もありました。それは、「依頼内容についてこちらから確認できない」という点です。「こういう容姿、ポーズのキャラクターを掻いて欲しい」という依頼文をもらうわけですが、ちょっと解釈に迷うこともあるんですよね。
たとえば、「にっこり笑顔で」という指定の場合、(⌒-⌒)(。◕ ∀ ◕。)←こういう2つのイメージが思い浮かびます。お客さんはどちらをイメージしているのかな、と。
確認できれば良いのですが、そういうシステムはありませんでした。ほんとにこれでいいのかなぁとモヤモヤしつつ納品したこともあり…。お礼のメッセージをもらって、ホッとしたこともありました。
メリットもある
しかしこれは、絵描きにとって良い点でもあります。依頼受付後のやり取りが出来てしまうと、たとえば後から内容修正をしたくなる、ということもあるでしょう。また、あまりにも詳細な依頼内容だと、それを形にするのは大変です。絵を描くためにかかるコストを考えると、やり取り無しのメリットは大きいと思います。とはいえやっぱり、よくわからないまま描くのは落ち着かない気持ち……。イラストマスターに昇格できれば、依頼文を読んでから「受ける・受けない」を決めることができます。よくわからない依頼の場合は、パスすることができるわけですね。
なので、とりあえず早くイラストマスターになれるように頑張ろう、と思ったのでした。
つづき→トミーウォーカーで候補生をした感想その2へ
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